地芝居の衣裳 図録 素人歌舞伎 歌舞伎 衣裳 千束屋 美濃 伊勢 歌舞伎

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商品介绍

#舞台衣裳 #羽織 #小忌衣

1992年発行 の図録本 
図版オールカラー 41点掲載
単色ページに解説を掲載

状態：中古・表紙の端に縦に1本 ページを開いたときにできるシワがあります
表紙に光を当てると、表面にわずかなスレみられます
閲覧には支障ありませんがご了承下さい

 ■本書序文■
出雲のお国にはじまり今に至るまで人々の娯楽として親しまれている歌舞伎の、
視覚的 な楽しさのひとつは舞台を彩る衣裳の数々だと思います。
とりたてて衣裳に興味のない人 でも、華やかな歌舞伎衣裳には目を奪われることが多いのではないでしょうか。

これらの衣裳は伝統に培われ、しかるより一層舞台効果をあげるために各時代各役者が 
いろいろ工夫を凝らして現代にまで継承されています。
その形は、各時代の流行風俗取り入れ、役柄を強調する意味で象徴的になったり、
早替りなどの仕掛があるものなど多種多彩です。

役柄に応じて大胆なデザインと鮮やかな色彩を使い、
豪華絢爛たる精緻な刺繍など施されているのが特徴です。
地芝居は、大都市の芸能が各地に伝播したものですが、単なる模倣に終わることなく、 
それぞれの地方の宗教儀礼や民間習俗と融合し、
独自の発展を遂げ広く民衆生活に浸透して盛んになりました。
時期としては幕末から明治にかけてもっとも降盛を極めたといわれます。

そこで使われた舞台衣裳の一見奇抜とも見える色彩とデザインには、
時代の変革期を生き抜いた民衆の躍動的で力強いエネルギーが感じられ、
形式にとらわれない確固たる美意 識がくみとれることと思います。
貴重な資料となったこれらの衣裳を展観することにより、
当時の人々の歌舞伎に寄せる情熱を推し量っていただければ幸いです。

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